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制作プロデューサーインタビュー/前編

ベニシアさんの人生と映像が、まるで”3D”のような立体感で客席へ迫ってくるような映画にしたい。

 

 

制作プロデューサー鈴木ゆかりさんに、本作へかける想いを取材しました。前編・後編でお送りします。鈴木さんは、NHK放送番組「猫のしっぽカエルの手」の制作プロデューサーでもあります。

 

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ベニシアさんと一緒に。(写真右:鈴木ゆかりさん)

 

 

-映画の見どころをお聞かせください。

どんな家庭もそうであるように、ベニシアさんの家にもこれまでさまざまな問題が起こってきました。今回の映画では、そうした厳しい現実的な問題に正面から向き合います。それをどう乗り越えてきたのかを、彼女や家族・仲間たちが深く語るところが見どころの一つです。

 

もしかしたら、テレビでベニシアさんを知ったベニシア・ファンには、少しショックかもしれない。でも、困難を受け止めるベニシアさんの姿は、最終的には彼女の新しい魅力として理解していただけると思っています。

 

もう一つは、京都大原の美しい自然や、心優しい人々の映像です。ご自宅のテレビで見るのとはまた違った映像美をご堪能いただけると思います。さらにそして単なる映像美にとどまらず、雪が降ったり新緑が芽生えたりといった季節の映像に、ベニシアさんの人生が投影されていると感じられることで、さらに観る人の心に迫ってくる映画になると思います。

 

自分もそこにいるかのような立体感のある映画、ある意味で“3D”というか(笑)。きっと、映画を観た後、家に帰ったらベランダで萎れている植物にお水をあげようかなとか、家族のために美味しいものを作ろうとか、そんな風に思っていただけると思います。

 

 

▼映画の予告編を公開中です。


映画『ベニシアさんの四季の庭』予告編 - YouTube

 

 

-どういった方々に見てほしいですか。

ベニシアさんのファンは同世代以上の女性が中心ですが、20〜30代くらいの若い男性にもぜひ見てほしいです。

 

一見、女性向けに思われがちですが、実は制作スタッフには若い男性が多く、彼らを見ていると、ベニシアさんのメッセージは若い男性にも影響力があると思います。彼らは、普段はいかにも映像業界人という感じですが(笑)、ベニシアさんに分けてもらったローズマリーを後生大事に育てていたり、彼女のレシピを自宅で試してみたりしています。別に、誰かにそうしなさいと言われたわけでもなく。

 

Twitterでも、20代くらいと思われる男性から「仕事の後、ベニシアさん観て癒される」といった主旨のツイートを見かけます。植物を育てたり手づくりしたりと、暮らしの中のクリエイティブな部分を楽しむ男性が増えているのだと思います。

 

また、ベニシアさんの温かい人柄や面倒見の良さが、若い男性からすると、「お母ちゃん」的存在に映っている気がします。どこか懐かしいような癒された気持ちになるのではないでしょうか。

 

▼ベニシアさんと庭のローズマリー。

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-ベニシアさんが支持される理由をどう考えていますか。

人々の価値観が変わってきたのだと思います。それを最初に実感したのは、2007年に関わったターシャ・テューダーさんの番組でした。反響がすごかった。BSでの放送でしたが、その年、紅白歌合戦に次いでたくさんの問い合わせがあったらしいです。ターシャのようなスローライフな生活に憧れる人が増えていることを肌で感じました。

 

もう一つは、ブログが流行し、普通の人の普通の暮らしに人々が興味を持つようになったことがあると思います。私がベニシアさんと出会ったのは5年前で、当時は今のような有名人ではありませんでした。けれど、コツコツと家や庭を作ったり、お買い物はスーパーではなく朝市したり、といった彼女の等身大の暮らしは、自分らしい生き方をしたいと望む人々の心に響いたのだと思います。

 

 

-ありがとうございました。秋の公開が待ち遠しいです。

前編はここまで!後編では、制作現場のお話をお伺いします。お楽しみに!

 

後編:お茶目なベニシアさんのおかげで笑顔が絶えない撮影現場。あらためて彼女の魅力を発見。